サイトの現在地

前のページへ戻る


ここから本文です

第87回全国盲学校弁論大会報告(10月10日)

  10月5日(金)に福島市で開催された全国盲学校弁論大会に専攻科の和賀美咲さんが参加し、これまでの成果を十二分に発揮した弁論を行いました。この大会の様子は、NHK Eテレ ハートネットテレビで、11月20日(火)、21日(水)午後8時~8時30分に放映される予定ですので、ぜひご覧ください。また、NHKラジオ第2の視覚障害ナビ・ラジオでも、10月14日(日)午後7時30分〜8時00分、(再放送)2018年10月21日(日)午前7時30分〜8時00分に放送されます。

 

 10月9日(火)に、全国盲学校弁論大会の報告会が行われ、鈴木校長から詩「あるがままに」がねぎらいの言葉として送られました。

 

   

 あるがままに

 

「あるがままの私で生きていく」
このメッセージが  聴衆の胸を
これほど打ったのはなぜだろう
それはあるがままの自分でありたい
と願う人々の  心の地金が表れ
照らし合う光となったから

今も聞こえにくい不便や見えづらい
不安を抱えながら彼女は語りかける
ルーム清掃の仕事で同僚の指摘
「まだごみがついているよ」
「見えなかったので…」と答えたら
「本当に目の見えない人に失礼だ」
と言われ  打ちのめされて気づいた
「見えにくいことを伝えていなかった
 自分にも問題があった」と
支援学校の門を叩き 心にとめた
先生の言葉「聞かぬは損だよ」
町に出て勇気を出して聞いたなら
答えてくれる人もいる
道も開ける 過去の傷を光に変え
あるがままに生きる道を歩むMさん

弁論大会に向けて  くり返し練習
その都度辛かった出来事を思い出し
優しいMさんの心が痛みはしないか
はらはら見守ってきたが
はっと分かったことがある
人はみな人生という劇中の主人公で
手に汗握るストーリーを生きてゆく
語る本人が誰よりも  ヒロインに
熱いエールを送るのだ!何度でも!

担任の先生と並んでいざ全国大会へ
すっと立ってまっすぐ進む背中
秋空に白杖の音もさやかに響いて

       作詩 鈴木 修一

     

いよいよ弁論の

はじまりです

 

     

「コラッセふくしま」の

ホールにて

 

   

 交流夕食会

 

 福島駅前にて

 

本文はここまで

このページの先頭へ戻る