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道標(No.266)3月19日

あはき国家試験
 令和2年2月22日(土)、23日(日)に第28回あん摩マッサージ指圧師国家試験、はり師国家試験、きゅう師国試験(以下あはき国家試験とする)が行われました。あはき国家試験は毎年2月の最終土曜日と日曜日に行われ、今年度で28回目となりました。3年間頑張った勉強の成果を発揮して無事に合格することを願っています。さて、今回は先日行われた第28回国家試験で実際に出題された問題をいくつか紹介します。

 

問題17 左右の頭頂骨間の縫合はどれか。
 1.冠状縫合
 2.矢状縫合
 3.ラムダ縫合
 4.鱗状縫合
解答:2 教科名:解剖学
解説:1の冠状縫合は前頭骨と左右の頭頂骨で構成される。2の矢状縫合は左右の頭頂骨で
構成される。3のラムダ縫合は頭頂骨と後頭骨で構成される。4の鱗状縫合は頭頂骨と側頭骨で構成される。したがって、2が正解である。

 

問題 84 脳卒中に伴う運動障害で正しいのはどれか。
  1. 小脳の障害では運動失調を伴う。
  2. 痙性は上肢では伸筋群に出現しやすい。
  3. 重度の錐体路障害では発症時に痙性麻痺となる。
  4. 片麻痺の回復で最終段階では共同運動パターンとなる。
解答:1 教科名:リハビリテーション
解説:1.小脳は運動の調節に関わる働きが有り障害されると運動失調を伴う。2.痙性麻痺は上肢では屈筋群、下肢では伸筋群に出現しやすい。3.重度の錐体路障害では発症時には弛緩性麻痺を伴い次第に痙性麻痺に移行する。4.片麻痺のブルンストローム回復ステージでは弛緩性麻痺が起き次に連合反応が起き共同運動が出現し、徐々に分離運動が可能になり最終的にはほぼ正常な分離運動が可能となる。したがって、1が正解である。

 

問題 108 手関節横紋から経穴までの距離が正しいのはどれか。
  1. 通里まで2寸
  2. 支正まで4寸
  3. 郄門まで5寸
  4. 外関まで3寸
解答:3 教科名:経絡経穴概論
解説:各経穴の距離は1.通里まで1寸、2.支正まで5寸、3.?門まで5寸となっている。したがって、3が正解である。

 

問題 1311 次の文で示す症例について最も考えられるのはどれか。
「80歳の女性。200mの歩行で左下腿に痛みやしびれが生じ歩けなくなる。手押し車での歩行では症状は出ない。左膝蓋腱反射は減弱、両下肢動脈拍動の触知は良好である。」
  1. 腰椎椎間板ヘルニア
  2. 閉塞性動脈硬化症
  3. 椎間関節性腰痛
  4. 腰部脊柱管狭窄症
解答:4 教科名:理療臨床論
解説:本症例は高齢の女性で200mの歩行で左下腿に痛みやしびれがあることから間欠跛行が疑われる。また、手押し車のように前屈位では問題ないことから4の腰部脊柱管狭窄症が疑われる。その他の間欠跛行を伴う疾患には2の閉塞性動脈硬化症があり特徴は下肢動脈拍動(足背動脈、後脛骨颯脈)を触知できないため除外される。したがって、4が正解である。

 

 上記の問題には専門用語が多数含まれています。読み方や用語の意味など詳しく知りたい方は理療科教員までお尋ねください。

 

○ 職場見学・体験、現場実習等協力事業所について
  今年度、職場見学・体験、現場実習等において、本校の学習活動にご協力いただいた事業所は、15事業所となりました。中学部や高等部普通科、高等部専攻科の生徒が年間を通して、校外で学習した事業所や施設となります。卒業生が就労している事業所や、働く力を身に付けるための学習に協力していただいたことで、それぞれの生徒が、実際の仕事の様子を見学したり、体験したりすることができ、自分の興味・関心を広げたり、将来をイメージしたりする良い機会になりました。

 

【今年度を振り返って】
 今年度の卒業生は、一般就労や福祉サービスを利用した事業所の利用が決まり、それぞれの道を歩んでいくこととなりました。これからの活躍を期待しています。
 さて、最終的に「進路決定」に結びつきましたが、その陰には、本人たちの努力がありました。具体的に言えば、それぞれの生徒は、学年の早い段階で進路希望を見定め、学校で計画的に行っている職場見学や体験、定期実習に加え、見学や体験、長季休業を活用した実習を行ってきたということです。
 そのように体験的な進路学習に関わらせていただいた積み重ねの結果が「決定」につながったのだと感じています。また、物理的な環境や、利用者さんとの関わり、事業所の理念などを事前に実感する経験はとても大切であり、視覚障害の方の理解を啓発していく良い機会であったと感じています。今後も児童生徒のニーズに寄り添った進路学習が展開できるよう努めていきたいと考えています。
 今年度の「道標」は今号が最後となります。保護者の皆さまには、職場体験、実習等において、多くの御協力をいただいたことに感謝申し上げます。また、年金セミナーや小中PTAにおける進路学習に御参加いただきありがとうございました。今後も「道標」の内容が充実するように努めていきたいと考えております。1年間、ありがとうございました。


秋田県立視覚支援学校 進路指導部

本文はここまで

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