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図書だより6号(11月21日)

 秋田気象台は先週14日、秋田市で初雪を観測したと発表しました。平年より1日遅く、昨年より8日早いそうです。今年は遅いと思っていた冬があっという間にやってきたような気がします。そこで、
日暮れも早く寒い冬だからこそ、暖かい部屋での「ゆったり読書」をおすすめします。
 さて、図書だより10月号で、本校の「中・高ビブリオバトル」を紹介しましたが、今月号は、「ビブリオバトル秋田県大会」についてお知らせします。
 
ビブリオバトル 2019 in AKITA
 10月12日~26日まで県内7か所で行われていた「中学・高校生ビブリオバトル地区大会」ですが、そこで選ばれた代表が集い、「全県大会」が以下の日程で行われます。例年この大会では、中高生の白熱したビブリオバトルが繰り広げられ、会場が大いに盛り上がります。
 今年はどのような本が、どのように紹介されるのでしょうか? 気になる方は会場に出かけ、各地区大会を勝ち抜いた中高生の、熱い闘いを体感してください!
  【とき】 12月8日(日)13:30~16:30
  【ところ】秋田拠点センターアルヴェ1階 きらめき広場
  【タイムスケジュール】
     中学生の部 13:45~14:45
     高校生の部 15:00~16:00
     表彰式   16:10~16:30
  【主催】秋田県教育委員会 【後援】読売新聞秋田支局
【注】「ビブリオバトル」とは、バトラーと呼ばれる発表者が、それぞれ自分のおすすめの本の魅力を5分間で紹介し合い、参加者全員で「一番読みたくなった本」(チャンプ本)を投票で決める書評ゲームです。
◆ここで選ばれた代表者は、来年東京で行われる全国大会への出場権が得られます。
   全国高校大会 :2020年1月26日(日)   
   全国中学校大会:2020年3月26日(木)

 

図書委員によるおすすめの本コーナー
 今月は、保健理療科1年 H.K.さんです。
 「注文の多い料理店」  宮沢 賢治  作  新潮文庫
 私が皆さんに紹介する本は、宮沢賢治の「注文の多い料理店」です。この本は、賢治が出版した生前唯一の童話集の中に収められた物語です。
 この物語は、山道を歩いていた二人の青年が道に迷っている時に、山の中に料理店を見つけて、そこに入店して起こった事を書いた童話です。
 この物語を最初に読んだのは、幼稚園時代に父が買ってくれた絵本でした。
 また、この本の作者である宮沢賢治への親しみは、高校3年の夏休みに文芸部の顧問と部員10名で、宮沢賢治の故郷である岩手県を旅行した事で深まりました。賢治が教師をしていた花巻の農学校の木造校舎や岩手大学の敷地内に建っていた、賢治が生活していた建物などを訪れた事が思い出として残っています。
 宮沢賢治が書いた本には、「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」など、他にも有名な物語があります。
 私は、小・中・高校生時代は、SF小説、推理小説、詩集など、各ジャンルの本を読んでいました。しかし、大学生になってからは、専門書になってしまい、なかなか昔のように本に親しむ機会が減ってしまいました。若いうちにいろいろな本に親しむ事が必要と思います。
 【宮沢賢治 について】1896年(明治29年)、岩手県稗貫(ひえぬき)郡花巻町(現・花巻市)に生まれる。詩人・童話作家。盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)卒業。代表作には、上記の他に、詩集「春と修羅」、童話「セロ弾きのゴーシュ」「よだかの星」などがある。仏教や自然科学の知識をもち、独特の宇宙観による作品を残している。1933年(昭和8年)37歳で急性肺炎のため、死去した。
◆図書室に、宮沢賢治作品集の拡大本や点字本がありますので、どうぞご利用ください!

 

秋田県立視覚支援学校 図書委員会発行

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