図書だより３号（7月11日）
夏休み、心に残る一冊を・・・
今年で６５回目となる「青少年読書感想文全国コンクール」です。
先頃、課題図書の部門では、小学校（低・中・高）・中学校・高等学校の
課題図書、計１８冊が発表されました。
そして、今年も徳島県のボランティア団体「点訳 燦（さん）の会」の皆さんから、小学校（低・中・高）１２タイトルの点字印刷版と、課題図書すべての点訳データをいただきました。点字印刷版の方は、早速、本校の図書ボランティアさんに製本していただきました。活字版の課題図書については、１８冊中、７冊を学校から購入してもらうことができました。ぜひ、手に取ってごらんください。
夏休み、「心に残る一冊」との、すてきな出会いがありますように！
★購入した課題図書の中から３冊、紹介します★
●小学校低学年の部より●
『魔女ののろいアメ』 草野あきこ 作 （ＰＨＰ研究所）
魔女が売っていたのは、悪口を10こいいながらつくる「のろいアメ」。サキが、だいきらいなおねえちゃんを思いうかべて悪口をいうと……。
●小学校中学年の部より●
『子ぶたのトリュフ』 ヘレン・ピータース 作 （さ・え・ら書房）
ジャスミンに命をすくわれた子ぶたのトリュフ。そして、クリスマスイブに、ある事件が…。「トリュフ、行こう！ いよいよ初仕事よ！」
●小学校高学年の部より●
『ぼくとニケ』 片川 優子 著 （講談社）
かわいい子ねこ、なまえはニケ。 はじめて飼うことになった小さなすてねことの毎日を、獣(じゅう)医師(いし)がていねいにつむいだ、感動の物語。
【次の課題図書４冊も入りました！】 どうぞ、ご利用ください。
小学校（中）「そうだったのか！しゅんかん図鑑(ずかん)」伊知地 国夫 写真、小学館
小学校（高）「マンザナの風にのせて」ロイス・セパバーン 作、文研出版
「もうひとつの屋(や)久島(くしま)から：世界遺産(いさん)の森が伝えたいこと」武田 剛 著、フレーベル館
中学校 「星の旅人：伊能(いのう)忠(ただ)敬(たか)と伝説の怪魚(かいぎょ)」小前 亮 著 小峰書店
図書委員による今月のおすすめの本
中学部１年 Ｓ．Ｙ．さんからのおすすめの本です！
「５４字の物語（怪）」 氏田 雄介（著）ＰＨＰ研究所
ぼくがおすすめしたい本は、「５４字の物語（怪）」です。
この本は簡単に説明すると、５４文字でできた「意味が分かるとこわい話」の本です。
この本は、９０話まである単行本です。
どこかの本屋さんで見かけるかもしれません。気になったら、ぜひ買って読んでみてください。
【５４字の物語（怪）】の本について
早速、悠人さんに借りてみました！ 次のようなお話がたくさんのっています。
『目を覚(さ)ますとまだ夢(ゆめ)の中で、そこから目を覚ますとまた夢の中で、やっとの思いで目を覚ましたら、まだ夢の中だった。』（５４字）
【解説】「夢のマトリョーシカ」
朝、目を覚ましたと思ったら、「目を覚ました」という夢を見ていただけでした。その後、ちゃんと目を覚ませばいいのですが、それすらも夢だったとしたら・・・？
夢の中で何度も起き続け、永久(えいきゅう)に夢の世界から脱出(だっしゅつ)することができない、なんてことがあるかもしれません。
もしかすると、今のあなたも「本を読んでいる夢」を見ているだけだったりして。
※「夢のマトリョーシカ」に近い体験は確かにありますね。もし、本当にこんなことがあったらこわいです。この本の表題には、「意味がわかるとゾクゾクする超短編小説（ゾク編）」とありました。それぞれの章に「解説」がついています。
【図書委員会からのお知らせ】
★先日、図書委員会の今年度のスローガンが決まりました。
遅くなりましたが、今年度は、次のスローガンのもと、図書委員一同がんばりますので、よろしくお願いいたします。
「２０１９年図書委員会スローガン
心に残る一冊を・・・ いろいろな本を読みに行こう」
夏休みの本の貸出について
●一度に借りられるのは、一人５冊（点字本は、５タイトル）まで。
●学校が開いていれば、返却したり借りたりすることができます！
県立図書館セット本について
県立図書館から、次のセット本を借りました。２か月間（９月５日まで）借りることができます。図書室のおすすめ本コーナーにありますので、どうぞご利用ください。なお、借りる際には、「県立図書館専用の貸出簿」に記入してください。電子貸出（バーコード読み取り）で借りることはできません。
① 夏休み中学生向けの本（３８冊）
② ファンタジー読み物セット（２７冊）
図書だより３号 令和元年７月１１日
秋田県立視覚支援学校 図書委員会発行
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