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図書だより2号(6月14日)

          図書だより2号 平成30年6月14日
                  秋田県立視覚支援学校 図書委員会発行

 

     梅雨時、読書はいかが?     
 六月の長雨を「つゆ」と呼びますが、梅の実が熟す頃なので、漢字では「梅雨」と書きます。また、梅雨の長雨を「さみだれ」(または、さつきあめ)ともいいます。梅雨の六月は、昔の暦では五月なので、漢字では「五月雨」と書いて「さみだれ」と読みます。同じ長雨でも「梅雨(つゆ)」と呼ぶのと「五月雨(さみだれ)」と呼ぶのでは、印象が違いますね。湿度の高いじめじめした日が続きますが、アジサイの花が咲き、田植えの季節でもあります。                 
梅雨時、しとしと降る雨音に耳を傾けながら、じっくり読書をするのもいいですね!

 

 「大人も読みたい こども歳時記(さいじき)」より、梅雨時の俳句を紹介します。
  にわとりがテトテト歩く梅雨(つゆ)晴れ間(小4)
  梅雨の日は心も傘(かさ)をさしている(中2) 
  五月雨(さみだれ)をあつめて早し最上(もがみ)川(がわ)(松尾(まつお)芭蕉(ばしょう))
  空も地もひとつになりぬ五月雨(さつきあめ)(杉山(すぎやま)杉風(さんぷう))
  あぢ(じ)さゐ(い)咲(さ)く一輪(いちりん)づ(ず)つに雨の粒(つぶ)(小5)
  笑ってるあじさいいっぱいつゆの入り(小5)
  あぢ(じ)さゐ(い)のどの花となく雫(しずく)かな(岩井秀雅)
  雨どどと白し菖蒲(しょうぶ)の花びらに(山口青邨(せいそん))
  
 「こども歳時記」は、図書室にあります。興味のある方はどうぞ!


 
     図書委員による今月のおすすめの本        
 中学部1年 S・Mさんからのおすすめの本です!
 
「おっことチョコの魔界(まかい)ツアー」 
        令丈ヒロ子 他(著) 講談社青い鳥文庫
 春の屋旅館で若おかみの修行中のおっこと、ギュービッドのもとで黒魔女の修行中のチョコ、この二人は、以前一回会っているが、「忘却(ぼうきゃく)魔法(まほう)」をかけられて、お互いを忘れている。そんな時、ギュービッドの元に一通の手紙が届く。その内容は、おっことチョコの忘却魔法を解くと、魔界で一泊温泉ツアーができるというものだった。ギュービッドは、そこに居合わせた鈴鬼(すずき)と二人に、お互いをどう思い出させようか、考える・・・。
 果たして二人は、お互いを思い出すことができるのか、そして、無事に魔界に行くことができるのか、またお互いを忘れてしまうのか・・・。
 この本はとても面白いです! 「若おかみは小学生」、「黒魔女さんが通る!!」シリーズが好きな人は、ぜひ読んでみてください。

 

     「寄贈本他の紹介」(4月~6月初めまで)     

 記載は、種類、本のタイトル、著者等の順
あ。 活字・点字、「和食の基礎知識」上巻(知識編)、下(レシピ編)、すこやか食生活協会
い。 活字、「スサノオ 倭の国から日本へ 2」、阿上 万寿子
う。 活字、月の輪ぐま「のりちゃん」物語、仲澤 弘昭
え。 DAISY、わいわい文庫 マルチメディアDAISY図書2018(CD4枚)、伊藤忠記念財団
お。 活字・点字、「さわってまなぶ  くじらの本」太地町立くじらの博物館
か。 活字、黄鶺鴒(きせきれい)、鈴木 修一

   「黄鶺鴒(きせきれい)」について    
 この本は、なんと! 本校の鈴木修一校長先生が、昨年刊行された俳句集です!

 図書室の「おすすめの本コーナー」に置きますので、ぜひ手に取ってごらんください!
 

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