道標 No。257 平成30年4月28日発行
秋田県立視覚支援学校 進路指導部
今年度の進路指導部員です。進路に関して知りたいこと、不安なことなど、気軽にご相談ください。一年間よろしくお願いいたします。
主事 高等部 伊藤 俊彦
幼・小・中学部 内藤 聡子 石塚 さおり
高等部 今井 理 水谷 亨
今年度は3名の職員が新たに加わり、5名の職員が担当することになりました。皆さんの進路に関わる体験や学習が充実し、卒業後の生活や就労、進学等に向けた要望に応えられるよう相談・情報提供に努めていきます。改めて「進路」という言葉を調べてみると、「人が将来進む方向」「将来進むべき道」とあります。「方向」や「道」を選択し決定していくのは、皆さんです。それがより良いものになるように、私たちは全力でサポートします。
情報発信の一つが、この「道標(みちしるべ)」です。年7回程度発行しています。進路学習の紹介や福祉サービス利用の情報等々、皆さんに知ってほしいことや伝えたいことを掲載していく予定です。よろしくお願いします。
進路指導主事 伊藤 俊彦
第26回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 はり師国家試験、きゅう師国家試験について
平成30年2月24(土)、25(日)に本校を会場に行われました。本校からは卒業生も含め、7名が受験しました。努力してきたことの集大成であり、全員の合格を願っていましたが、残念ながらかないませんでした。
さて、今回の国家試験の合格者と合格率が次の表のように発表されました(公益財団法人 東洋療法研修試験財団)。前回に比べるといずれの試験でも合格率が下がり、はり師試験では初の5割台に落ち込みました。視覚障害者の合格率は、それぞれ62.2%(あん摩マッサージ指圧師)、45.5%(はり師)、52.0%(きゅう師)と、全ての区分で前回の数字を下回りました。特に、はり師試験においては、約8%減と大きく下回っています。(点字毎日 H30.4.12発行)。しかし、新卒では、83.3%、62.2%、68.8%と合格率が大きく上がっています。在学中に、日々の学習を大事にして国家試験に臨むことが、合格に最も近い道だと言えます。
国家試験受験実態
(1)あん摩マッサージ指圧師
全体 受験者数 1,584名 合格者数 1,315名 合格率 83.0%(84.6%)
視覚障害 受験者数 405名 合格者数 252名 合格率 62.2%(64.3%)
(2)はり師
全体 受験者数 4,622名 合格者数 2,667名 合格率 57.7%(67.0%)
視覚障害 受験者数 280名 合格者数 126名 合格率 45.0%(53.3%)
(3)きゅう師
全体 受験者数 4,555名 合格者数 2,845名 合格率 62.5%(67.7%)
視覚障害 受験者数 269名 合格者数 140名 合格率 52.0%(53.2%)
※合格率の( )内は、前回(第25回)の数字です。
試験問題(PDF版と点字版、DAISY版)と正答肢表は、『公益財団法人 東洋療法研修試験財団』の
ホームページ(http://www.ahaki.or.jp/)に掲載されておりますので、興味がありましたらご覧ください。
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