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クローバー3号(10月5日)

「めのがっこうであそぼう ちびっこサマースクール2017」
 8月2日(水)、0歳児から5歳児とその保護者、関係者を対象にちびっこサマースクールが行われました。当日は、乳幼児、保護者、関係者合わせて13名の参加者がありました。今年度も、宮城教育大学名誉教授の猪平眞理先生をお迎えして、保護者との個別面談を実施しました。
 今年のメインの活動は、「おもしろシャワー」。みんなで声を合わせると、おもしろシャワーから勢いよく水が飛び出しました。飛び出す水や、プールの水面に落ちる水音に大興奮の子どもたち!
 手作りの水車は、シャワーを羽根のどこに当てるかで、回転のスピードが変わります。「たくさん回った!!」「お友達の方が、良く回っているな・・・どうして!?」など、歓声を上げながら夢中になって遊んでいました。
 水遊びのおもちゃを使って遊んだ後は、みんなでワニになってプールの中を泳ぎ回りました。初めて会ったお友達もいましたが、話をしたりまねっこをしたりしながら、みんなで楽しい時間を過ごしました。
 保護者学習会では、『できる、わかるを増やすために~「やってみたい!」へのきっかけ作り~』というテーマで、ロービジョン支援センター乳幼児支援班より話題提供があり、見えない、見えにくい子どもが一人で靴を履く、ズボンを履くためには、どんな言葉かけ、どんな支援が大切か、保護者の経験談を聞きながら、参加者全員で具体的に考えを深めていきました。宮城教育大学名誉教授、猪平眞理先生による個別相談では、保護者の子育ての悩みや疑問などに一つ一つ丁寧に答えていただきました。猪平先生と個別にお話できる機会を得られたことを喜ぶ保護者がとても多く、短い時間ではありましたが大きな満足感を得られたようでした。子ども同士の交流や保護者同士のつながり、学校と関係機関のつながりも強まり、大きな成果が得られた夏の一日となりました。

第13回 サマースクール
 7月29日(土)、見えにくさのある小・中学生やその保護者、関係者の方を対象に、「サマースクール」を実施しました。今回は、児童生徒・保護者・関係者合わせて28名が参加しました。

 児童生徒は、「生活オリエンテーリング」と「スーパーでの買い物」に取り組みました。ねらいは次のとおりです。
① 日常生活での視覚補助具の活用場面とその方法を知る。
② 生活の中にある様々な物の、どこに必要な情報が表示されているかを知る。
③ 視覚以外の感覚を活用して判別できる物の種類とその方法を知る。
 具体的には、スーパーのアイス売り場を想定し、「近づいて見ることのできない値段」を単眼鏡で確認したり、アイスの箱や袋に記載されているカロリーをルーペで確認したり、ジャムやふりかけ類、シャンプー等の容器に施されているユニバーサルデザインを見付けたりする活動を行いました。
 また、秋田中央交通株式会社の御協力により、路線バス1台をお借りし、路線バスの外側や内部をじっくり観察することができました。「私はこの位置からなら料金表示器が見える」、「こんな場所にも押しボタンがあったんだ!」等の児童生徒の発見の声がいくつも聞かれました。
 午後は、実際に路線バスで近隣のスーパーまで移動し、アイス売り場で自分の好きなアイスを購入して食べ、再びバスで学校に戻ってきました。
 保護者・関係者の午前の活動では、「見えない・見えにくい子どもの質のよい体験について」というタイトルで、主に家庭生活における路線バス利用の際の留意点について、講義と演習を行いました。
 将来利用する可能性の高い公共交通機関である路線バスを主な題材として、「(料金表示器等の)情報がある場所を予測し、見たり触ったりして確かめること」、「(やってあげるのではなく)子ども自身が自分で行うこと」、「体験したことを自分の言葉で表すこと」等の
ポイントを全員で確認しました。
 午後の活動では、本校職員による路線バス利用の体験談と情報交換を行いました。将来公共交通機関を利用できるようになるために義務教育の段階から付けておきたい力について全員で共通理解をしました。
 児童生徒・保護者・関係者が大きな一つのテーマに沿ってそれぞれの立場から理解を深めることのできた一日となりました。

 

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