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道標(No.245)1月29日

                                                            秋田県立盲学校 進路指導部

       インターンシップを終えて            

 高等部普通科1年生の2人が2学期に行ったインターンシップ体験について、感想を聞きました。

~高橋 望さん~
 11月19日木曜日、秋田県点字図書館へ行ってきました。普段利用している場所での体験だったので、どのような仕事ができるのかと楽しみに行きました。
 午前は点字本の校正、午後はインターネットを使用しての貸し出しをしました。点字本は、原本と同じようにするため、一語一句間違いのないように確認をしなければならないので、利用者の元へ届くまでに、長い時間がかかっているのだと気づきました。また、この作業を通して、お互いにコミュニケーションをとって作業を進めること、点字の知識が必要だということ、丁寧に作業をするということを学びました。
 午後の貸し出し体験では、使ったことのないサイトで貸し出しをしました。自分が使ったことのないサイトなので、担当の方に質問をして、理解することが大切なのだと思いました。また、利用する方々の情報を、パソコンを使って管理し、希望する本が貸し出されている場合は予約をするなどして、しっかり本が届けられるようにしているということが分かりました。
 働く上では、身だしなみやあいさつなど基本的なことはもちろん、他者との関係が一番大切なのだと感じました。
一日という短い時間でのインターンシップではありましたが、たくさんのことを学んでくることができました。今後の学習、生活でも学んできたことを生かしていけたら良いなと思います。


~伊藤 光一さん~
 僕は、12月2日から3日の2日間、マックスバリュ広面店に行ってきました。
 職場では、ほうれん草や、小松菜などの袋詰めの作業を体験しました。なかなか袋の底まで入らず大変でしたが、アドバイスをいただき、その通りに行ったところ、スムーズに作業をすることができました。
 僕は、お客様が商品を買ってくれるように、見た目や衛生面を重視していることに気付きました。もやしの陳列作業を丁寧にやっていたところ、お客様がそれを買ってくださったことが嬉しく、仕事にやりがいを感じました。商品の袋詰め から陳列までの一連の作業を体験し、農産部門の仕事の流れをつかむことができました。
 今回のインターンシップを通して学んだことは、一つ一つ丁寧に作業をすることです。今後の作業学習でも、今回学んだことを意識して作業していこうと思います。充実した二日間でした。


       小中学部保護者学習会について       
 12月18日、小・中学部の保護者4名と職員5名で、秋田市泉にある「ウェルビューいずみ障害福祉サービスセンター」の見学に行ってきました。
 ウェルビューいずみは、主に知的障害のある18歳以上の方に、「生活介護」「就労継続支援B型」「就労移行支援」のサービスを提供しているところです。職員の方から丁寧な説明をいただきながら、施設や実際の活動の様子を見学したことで、障害福祉サービスの概要を実感をもってとらえることができました。本校の卒業生が生き生きと活動している姿を目にすることができたことも、とてもうれしい出来事でした。
 児童生徒の学校卒業後の生活を保護者と職員が一緒に考えていくことができるよう、今後も、進路に関する研修の機会を継続的に設定したいと考えています。(中村素)
 

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