卒業式と高等部合格発表が行われました
３月１１日（金）卒業式が行われました。
小学部児童１０名、中学部生徒７名、高等部生徒１０名の卒業生が校長先生から卒業証書を受け取りました。
進藤校長は卒業生に向けて「小学部の皆さんは小学部のリーダーとして明るく元気にがんばってくれました。４月からは中学部で新しい出会いがあります。これからももっともっと大きく成長してください。中学部の皆さんは生徒会活動に一生懸命に取り組みました。作業学習やスポーツ大会で心を一つにして取り組みました。高等部では将来に結び付く力をしっかりと育ててください。高等部の皆さんは優しい心と強いリーダーシップで全校のみんなをリードしてくれました。そして、強い絆で結ばれたかけがえのない仲間になりました。“弾む若い力”を信じて、これからの道を堂々と歩んでください」と式辞を述べました。
卒業生を代表して高等部３年生の生徒が答辞を述べました。以下、長文ですが紹介させていただきます。
「答辞」
教室に差し込む陽の光に春の訪れを感じる今日、私たち卒業生のために、このような心のこもった卒業式を挙げていただき、誠にありがとうございます。先ほど卒業証書を受け取った瞬間、私たちはいよいよそれぞれの道を歩んでいくのだと感じました。
これまでの生活を思い起こしてみますと、数々の思い出が浮かび上がってきます。優勝を目指して全力で戦い抜いた運動会、それぞれの学部が趣向を凝らした学習発表会。書道パフォーマンスではみんなで力強く書いた「仲間」の文字は一生忘れません。
そんな学校生活で私が得たことは二つあります。一つは、たくさんの仲間です。共通の趣味の話で楽しい時間を過ごしたこと、苦手なことをカバーし合って乗り越えてきたこと、すべてが大切な思い出です。これからもずっと仲間でいたいと思っています。
二つ目は、挑戦する自分になれたことです。この三年間で、私は、漢字検定などの様々な検定や大会にチャレンジしてきました。はじめは自信がありませんでしたが、目標に向かって努力したことでいつの間にか自信につながっていきました。失敗から学ぶことも多くあり、これからも諦めずに様々なことに挑戦していきたいと思います。
後輩の皆さん、今まで私たちを支えてくださり、ありがとうございました。今度は皆さんが学校をリードする番です。これからもみんなで協力し、結果を恐れず、目標に向かって進んでいってください。
秋田きらり支援学校の先生方、医療療育センターの皆様、そして、家族やたくさんの方々のおかげで、充実した日々を送ることができ、感謝の気持ちで溢れています。本当にありがとうございました。
たくさんの出会いに感謝し、秋田きらり支援学校のさらなる発展を願い、答辞といたします。
卒業生のみなさんの飛躍を願っています。ご卒業おめでとうございます。
同日、午後１時より正面玄関において，秋田きらり支援学校高等部入学選考の合格者が発表されました。貼り出された受検番号を確認し、担任や友達、保護者と一緒に合格を喜ぶ姿が見られました。
合格した生徒にインタビューすると「合格してとっても嬉しいです。高等部でもがんばります」や「高等部で新しい勉強をするのが楽しみです」と話してくれました。合格したみなさん、おめでとうございます。
秋田きらり支援学校の入学式は４月８日（金）に行われます。
