【補聴器】

Q3 補聴器をすれば普通に聞こえるようになるのですか。

補聴器は聴覚障害のある子どもの「残された聴力・きこえ」を活用して行くために大きな役割を果たしますが、あくまできこえを補う器具ですから、補聴器をつけたから普通にきこえるようになるというわけではありません。また、補聴器の効果は、子どもに残っている聴力によっても違ってきます。例えば60dB位の聴力の子どもと100dBくらいの子どもとではその効果が違ってきますし、また、補聴器をつけてから、いろいろな音や音楽、話し声をきく経験の違いにもよります。一般的には補聴器をつけて残されたきこえを生かしていくことの効果として次のようなことが考えられます。



  • ☆音の世界とのつながりができる。身の回りには様々な音があり、その音が少しでもきこえることで生活が便利になる。
  • ☆視覚的な情報だけでなく、音が同時に入ってくることにより、物や人のイメージが広がりやすい。
    • (例えば、お母さんの笑顔と「○○ちゃん」というお母さんの声)
  • ☆耳からのことばが少しでも入ることにより、音声言語の習得ができやすくなる。
  • ☆音楽を楽しむことができる。
などですが、耳からの情報が入らなくても、それを視覚的に代用して行くことで不便さが少なくなるように工夫することもできます。


 また、補聴器をつけたきこえは、音(ことば)が十分にきこえなかったり、音の一部しかきこえなかったりして不完全ですから、補聴器だけですべてOKということではなくて、何らかの視覚的な手段を併せて使われることをおすすめします。
『「お子さんの耳がきこえない」と言われたら』全国早期支援研究協議会 編 より


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